
スマホ向けのマンガLPは、PC版をそのまま縮小するのではなく、縦に読み進められるコマの流れ、画面幅に合う文字、漫画の外に置く補足情報、迷わず押せるCTAを一緒に設計します。公開前は、画像を見るだけでなく、問い合わせフォームの入力完了まで実機で確認しましょう。
スマホ用は「縮小」ではなく「読み方」から考える
横長の漫画画像や複数コマを並べたレイアウトをスマホ幅に縮小すると、吹き出しや注釈が小さくなり、拡大しないと読めないことがあります。反対に、すべてを縦一列に並べれば必ずよくなるわけでもありません。話の順序、見せ場、スクロールの長さを保ちながら、どのコマを分けるかを決めることが大切です。
まず「誰に、何を理解してもらい、読み終えた後に何をしてほしいか」を一文で決めます。その目的を基準に、漫画で見せる内容と、文章・図表で補う内容を分けると、見た目だけの調整になりにくくなります。
公開前に確認する7項目
- 最初の画面で対象とテーマが伝わる。スマホでページを開いた直後に、誰向けのLPか、何について読めるのかが分かるか確認します。大きな漫画画像だけで説明が伝わらない場合は、短い見出しや導入文を添えます。
- コマの順番を迷わず追える。左右に離れたコマ、見開き前提の構図、細かい注釈がある場合は、実際のスマホ幅で読み順を確認します。必要な箇所だけ縦に組み替える、分割する、コマ数を整理するなど、ストーリーが自然につながる方法を選びます。
- 吹き出しと注釈が無理なく読める。PC画面ではなくスマホで、拡大操作なしにセリフを追えるか見ます。一つの吹き出しに説明を詰め込みすぎていたら、セリフを短くするか、図や本文へ移します。小さな注意書きだけで重要な条件を伝えるのも避けましょう。
- 重要な説明を画像だけに閉じ込めない。料金、対象条件、サービス内容、根拠となる情報など、判断に必要な内容はHTMLの見出しや本文でも説明します。漫画を読まない人にも要点が分かり、ページ内検索や読み上げでも情報を扱いやすくなります。
- 画像の表示と読み込みを確認する。画面幅に合わせて画像がはみ出さず、細部が潰れず、読み込み中に大きくレイアウトが動かないかを見ます。画像を軽くする場合も、セリフや線が読める品質を保ちます。下部の画像を遅延読み込みする設定では、クリックやスワイプをしないと主要コンテンツが現れない作りになっていないか確認します。
- CTAが次の行動を具体的に示す。漫画の結末とCTAの案内がつながっているか、ボタン文言から遷移先が想像できるか確認します。追従ボタンを使う場合は、漫画や本文、フォームの送信ボタンを隠さないこともチェックします。
- フォームを最後まで操作できる。CTAを押した後のページ遷移、入力欄、必須表示、エラー文、送信完了までをスマホで試します。入力欄が画面からはみ出す、キーボードで送信ボタンが隠れる、エラー箇所が分からないといった問題がないか確認します。
制作・改修を進める順番
- ゴールを一つ決める:問い合わせ、資料請求、診断など、LPで促したい行動と対象読者を整理する。
- スマホの読み順をラフで作る:ファーストビュー、漫画、補足情報、CTAの順番を縦に並べ、必要な説明が抜けていないか見る。
- 漫画とHTMLの役割を分ける:場面や感情の変化は漫画で伝え、具体的な仕様や条件は見出し・本文・箇条書きで補う。
- 実機で通し確認する:画面幅の異なるスマートフォンで冒頭から送信完了まで操作し、読みにくい箇所と詰まる操作を記録する。
公開後に改善する場合も、漫画・CTA・フォームを一度に変えず、計測できる指標に合わせて変更箇所を絞ります。漫画広告やLPの閲覧、CTAクリック、問い合わせ完了をどう分けて見るかは、漫画広告の効果測定とGA4の手順で紹介しています。
検索エンジン向けにもスマホ版を確認する
Googleはモバイル版の内容を使ってクロール・インデックスする方針を案内しています。レスポンシブデザインでは、PCとスマホで見た目を変えても、主要な本文や見出し、メタ情報がスマホ側で欠けていないか確認しましょう。スマホでだけ重要な文章や画像を隠したり、タップしないと主要コンテンツが読み込まれない構成にしたりするのは避けます。詳しくはGoogle Search Centralのモバイル向けサイトのベストプラクティスをご覧ください。
これは検索順位を保証する方法ではありません。まずは訪問者が内容を読み、必要な情報を確かめ、次の行動まで無理なく進める状態を作るための確認です。
よくある質問
マンガLPはスマホ専用の別ページを作るべきですか?
必ずしも別URLにする必要はありません。レスポンシブ対応で同じページを画面幅に合わせて見せる方法があります。表示方式を選ぶ際は、スマホでも必要な本文・画像・見出しが揃い、操作できることを確認してください。
漫画はすべて縦読み用に作り直すべきですか?
一律に作り直すのではなく、読者が迷う箇所や文字が小さくなる箇所を特定して判断します。元のコマ割りがスマホでも読めるならそのまま使い、必要な範囲だけ分割や再配置を検討します。
マンガLPのスマホ表示を公開前にどう確認できますか?
スマートフォンでページを開き、漫画の読み順、文字、画像の読み込み、CTA、フォーム送信まで操作します。既存LPのマンガ化できる箇所を確認したい場合は、マンガLP無料診断もご利用いただけます。
Narravの漫画制作・マンガLP支援
マンガLPは、絵を配置するだけでなく、訴求内容、本文情報、スマホでの表示、読後の導線を合わせて設計します。サービス内容は漫画制作・マンガLP支援をご覧ください。マンガLP全体の構成や制作工程は、マンガLPとは?効果・つくり方でも解説しています。